アップル、株価は時間外で7%上昇のインパクト。
20日の米国市場は、ダウ(11117ドル前日比25ドル高)、ナスダック(2500P前日比20.2P高)ともに小幅反発で引けています。また、本日はS&P500も3日ぶりに1200P台を回復しています。
主要決算
・注目のゴールドマン・サックスの1-3月期決算は大幅な増収増益(5期連続黒字で、純利益は前期比90%増)となりましたが、株価は2、05%下落して引けています。順調な回復の背景には、投資銀行業務の他、株、為替、債権のトレーディングが好調だったこともあるようですが、今後はSECによる提訴の影響が避けられないとの懸念から売られた模様・・・。
・アップルの1-3月期の決算は大幅な増収増益となり、一株利益についても市場予想を大きく上回っています。アイフォーンが2.3倍の増加となったほか、パソコン(マック)も33%増加が業績に寄与した模様ですが、現在ヒットしているiPADに加え年末には新機種の導入を予定していることから、さらなる業績の拡大が見込めそうです。株価は時間外で一時7%以上上昇・・・・・・・・これがほんとのアップル・ハイ;O;)。
昨日のシティとiBMとは逆にハイテクのアップルが買われ、金融のGSが売られましたが、やはり投資家の目は来期以降の業績期待に向っているようです。
欧州ではギリシャの3か月国債入札が順調だったことから買い安心感が広がり、主要市場は堅調に推移(ただし、入札時の金利は1月の倍に跳ね上がるなど信用不安は根強く残っています)。原油は4日ぶりの大幅反発(83.45ドル)、金も3日ぶりに反発しています。為替は1ドル93円20銭台、1ユーロ125円台、1ユーロ1.343ドル付近・・・昨日より円安に振れています。
本日の東京市場
米国、欧州の市場が堅調であったこと、為替が円安に振れていることから、買い戻しの動きになるのではないでしょうか?CME225先物は前日の日経225先物より105円上げて11005円・・・・・・・微妙な位置ですが11000円の上と下では心理的には天と地です。
本日は、アップルの好決算、さらなる成長期待を背景にハイテク銘柄が物色されそうですが、・・・・・どうでしょう?
気になること。
インド政府がインフレ懸念の高まりから2カ月連続して利上げに踏み切っていますが、お隣の中国、ブラジルも同様の問題を抱えていますので気になるところです。特に中国では不動産バブルが深刻化し始めていることから、不動産価格抑制策で過度の投機を抑制しようという動きに出ていますが、・・・・・さらに引締めが強化されれば、日本企業への打撃も免れなくなります。昨日の後場の動きが怪しかったのは、中国の影響でしょう。
追記
日経平均の値幅調整は19日の10878円で終了したように思うのですが(下値の目処は10800円ぐらいではと思っていました)。ただ、日柄的にはもう少し時間がかかりそうで、一気にリバということにはならなような気がします。もうすぐ、GWですが・・・海外市場は開いています(グローバルなこの時代に内向き過ぎませんか?)。前提条件・・・・・・為替の安定。
寄り前外資系証券・・・2010万株も大幅に買い越しますたぞワナワナ。・・・手元のデータによれば、今年に入って最大・・・ムムムム・・・・・・・・・・・(●^o^●)。
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