チャイナ・リスク
昨日、上海市場は前日比で5.3%下落。とうとう節目の2000pを割り込んでしまいました。景気減速と信用リスクの高まりを危惧する声が日増しに大きくなっているような気がしますが、実態はどうなのか?・・・我々が今見ているのは、有史以来最大のバブルの崩壊過程なのでは?6日前のウォールストリートジャーナルによれば、
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323382204578552654192226118.html
それに比べりゃ、米国の量的緩和縮小の騒ぎなど・・・・・・・というか、こっちの方は景気が回復してきているので、そろそろお上がちょっかい出すのを止めましょうか・・・って話ですもの。まあ、それでも世界中にばら撒かれた投資マネーの巻き戻しとやらが始まって、特にエマージング市場の方は大変なことになっています(韓国、香港、シンガポールの株式市場は年初来安値更新)。同時に商品相場も下落し、安全資産とされる米国債や米株も売られるとなると、投資マネーはいったいどこに行くのか?いったんはリスク・オフの流れとは言っても、ポートフォリオを組み直して投資しないことには・・・・・。モーサテでも言っていましたが、投資先として有望なのは、米株と日本株ぐらいなのかな?でも、中国の信用リスクが本格化したら、それどころの話ではないでしょうに・・・・・・・・・。
今朝(昨日)の米国市場、ダウは前日比139ドル下げて14659ドル。いよいよ本格的な調整ということでしょうか?(これまでの上昇からすると日柄的に相当長引くような気もしますが?)シカゴの日経225先物は昨日の225先物(日中値)とほぼ同値(13020円)ですから、寄り付きはほぼ変わらず・・・・で、13000円を巡っての攻防が予想されます。そこから先の動きは、昨日もそうでしたが、海外情勢や為替に引きずり回されそうでまったく見当がつきませんね。・・・・最大の不安要素は昨日爆下げした上海総合の動向です。ちなみに上海日本時間の10時半に始まります。
やはり、ランダム・ウォークが続きそうです。
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