ターニング・ポイントは今?
今最も気にかけていることは、先週末の上昇が”大きな変化”・・・つまり、相場のターニングポイントであったのか?ということ。本日の日経平均は今のところ煮え切らない展開になっていますが、そりゃそうでしょう・・・・週末の2日間で843円も上昇すれば、利益確定の売りが出るというものです。週末、ダウは反落しましたが、為替が円安の振れたこともあり、シカゴの日経225先物は良好でした。本日の東京市場は、その流れを引き継いだ形で、今のところは利益確定の売りと中国のPMIが重しになっているようですが、その割には強いと見るべきですね。
☆米国の量的緩和縮小に関して言えば、今産みの苦しみにある(バーナンキ会見以降織り込み始めている)ということではないでしょうか?そういう意味では。、5日の雇用統計の結果に関しては極端に振れがない限り、反応(失業率、非農業部門雇用数)は限定的ではないかと思っています。
★最大の懸念は、理材問題、シャドーバンキング・・・に象徴されるように金融システムを崩壊させかねない深刻な事態に直面し、躍起になって火消しに回っている中国の動向です。発表によると、理材商品(中国版サブプライム?)は中国のGDPの16%、人民元預金残高の12%というのですから驚愕ですが、これが事実とは限らないでしょう。一党独裁の政府なら鶴の一声で解決できそうでもありますが、そんな単純なものではないようです。・・・・メーキングも可能でしょうが、所詮危機の先送りに過ぎないと思いますけど・・・いったい、どうするんだか・・・。一旦、事に至れば対岸の火事では済まないでしょうに。
☆4日公示、21日投票日・・・・国内は選挙一色になりますね。注目は・・・、おそらくは過半数を獲得するであろう安部さんの口から、どんなパンチの利いた発言が飛び出すか?
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